第59話:生きた証

 翌日、昼食を取ったあとで、さっそく影狼と幸成はノブナガを探しに出た。
 侵蝕人の長屋とその周辺、よくノブナガの世話をしていたという家……ノブナガが寄りそうな所を手当たり次第に当たってみたのだが、ここまでで有力な情報はない。
 どうも、五日ほど前からノブナガが姿を見せなくなったようなのだ。
 ノブナガは集落を出てしまったのだろうか――だとしたら、自分のせいだ……
 心当たりのある所はすべて探した。影狼の気分も沈んできたので、今日はこの辺にして、見たという知らせが来るまで待つことになった。
「大丈夫だって。猫は気まぐれだって言うだろ? そのうちしれっと戻ってくるよ」
 しょぼくれる影狼を励ます幸成。そんな二人の前に、武装した一団が通り掛かった。
 鵺丸を先頭に、犬童、上江洲、才蔵ら幹部をはじめ、選りすぐりのメンバーが付き従っている。誰も彼もが、ただならぬ表情を浮かべている。
「鵺丸様。これは一体何事ですか?」
「おお、幸成。こんな所にいたか。家に連絡が行ったと思うが、なにも聞いておらんのか?」
「すみません……昼頃からずっと外にいたので」
「実はな、また出たそうだ。妖怪が」
「!」
「恐らく今回も妖派から脱走した妖怪だ。この間、手を出すなと警告されたばかりだが、捕獲するだけならば問題なかろう。どちらにしても、黙って見ているつもりはない」
 鵺丸の背後で、上江洲が「あいつら、ぜってぇわざと逃がしただろ」と吐き捨てた。
「でしたら、今度は私も……!」
 と、幸成は願い出る。だが鵺丸は――
「悪いが、今回は少数精鋭で行く。お主はここに残って、万一に備えるんだ」
「……はい」
 幸成としては歯がゆいところであったろう。剣の腕だけで言えば、すでにその面子の中でも際立つくらいなのだが、前回も討伐に参加させてもらえなかった。未来ある若者に危険な任務は託せないということか。
 しかし影狼からすれば、このような時に幸成が残ってくれるのは、心強いことであった。
 鵺丸たちの姿が見えなくなると、幸成もそれに気付いてか、安心させるように微笑みかけた。
「それじゃあ、帰ろっか」

 遠くでゴロゴロと雷の音がした。
 鵺丸たちが出発してから一刻――影狼は義母の手伝いで、夕食の準備を進めていた。
 再び雷鳴が轟き、米を研いでいた手がピクリと止まる。
「どうしたの? 雷怖い?」
「ううん。なんか近付いてきてるなぁって……」
 雷の音もそうだが、それとは別になにかが近付いているように、影狼は感じた。
 だが、それをどう説明していいのか分からなかった。なにかが聞こえたわけでもない。なにかが見えたわけでもない。ただ感じたのである。
「ちょっと外見てくる!」
 影狼は作業を投げ出して、庭が望める居間へと向かった。消えてしまいそうな微かな気配なのに、気になって仕方がなかった。願望と合わさって、もしや――と思った。
 居間では、すでに幸成が外の様子をうかがっていた。羽団扇の模様が入った御守番の服を着て、刀も腰に差したままだ。急に現れた影狼を見て、少し驚いたようだ。
「幸兄、ノブナガ来てない?」
「ノブナガ? 来てないけど……どうかした?」
 答えずに、影狼は縁側に出てみた。庭全体を見渡すが、なにもいない。
 やはり気のせいだったのか――そう思った時、突然、ズズンと大きな物音がした。
「!」
 明らかに、雷の音とは違う。なにかが崩れたような……
「今の……集落の中からだよな?」言いながら、幸成は足早に玄関へと向かった。「様子見てくる。分かってるだろうけど、オレが戻るまで家から出るなよ」
 幸成が出たあとも、さまざまな音が耳に流れ込んできた。悲鳴に怒声、そして破壊音。
 考え得る中で、最も恐れていたことが起こっていることが、ここからでも分かる。
 影狼はその場を動くことができず、ただ音だけを聞いていた。そこへまた――
「!」
 またあの気配がした。今度ははっきりと、心に直接訴えてくるようなものを感じた。
 ―――ノブナガだ! ノブナガが呼んでる……!
 なぜ、そこまで思い至ったのかは分からない。しかしあとになって振り返ってみれば、ノブナガもこんな感覚を持っていたのではないかと思う。不安な時、辛い時、ノブナガは影狼の元に駆けつけてくれた。まるで揺れる心を嗅ぎつけたかのように……
 家から出るなと言われたが、じっとしてはいられない。影狼は、「行ってくる」とだけ告げて外へ出た。台所からでは外の物音が聞こえないのだろう。義母はいつものような柔らかな声で、「夕食前には戻ってくるんだよ」と言った。

 集落の端の方で黒煙が上がっている。怒声や破壊音もその方角からだった。
 まばらに逃げていく人々。すれ違いざまに「そっちは行くな」と呼び止める者もあったが、影狼は聞かなかった。導かれるままに、その先へと駆けていく。
 狭い路地を抜けたところで、影狼は思わず足を止めた。
 目に飛び込んできたのは、無残に打ち壊された家屋。それも一つや二つではない。塀は跡形もなく吹き飛ばされ、家にはところどころ、大きなもので抉られたような跡が残っている。黒煙を上げて燃えている家も、その中にあった。
「!」
 近くで鋭い鳴き声がした。
 赤子の声をさらに高くしたような、耳を覆いたくなるような鳴き声だった。恐る恐る、影狼はその方へ向かう。そして角を曲ろうとした、その時――
 なにか大きなものが、目の前を突風のように奔り抜けていった。
 一瞬のことで、その全貌を捉えることはできなかった。だが、ほんの一瞬だけ見えた青々とした眼が、残像となって目に焼きついた。
「そっち行ったぞ! 追え!」
 少し遅れて、御守番の服を羽織った者たちが現れ、その後を追った。
 その中の一人が影狼に気付き、足を止める。
「お前……なんで来たんだよ!?」
 幸成だ。影狼はきまり悪さにうつむいてしまったが、やっとの思いで顔を上げて、
「ねぇ幸兄。今のって……」
「妖怪だ」影狼の言葉を遮るように、幸成は言った。「討伐組と行き違いになったか、あるいはまた別の妖怪が出たか――――ったく……すぐに帰れと言いたいところだが、ここまで来たら一人になる方が危ない。せめてオレから離れるなよ」
 妖怪が逃げて行った方へと駆け出す幸成。影狼も懸命に後に従い、再度問う。
「あれって、ノブナガだよね!?」
「まさか、そんなわけないだろ? ノブナガが妖怪だって言うのか?」
 きっぱりと否定する幸成だが、どこか歯切れが悪い。
「オレ、目が合ったんだよ。あれは絶対ノブナガだって」
 幸成はなにも言わない。辺りを見回して、ひたすらに逃げた妖怪の行方を探っている。
 先行していた者たちは、完全に妖怪を見失っているようだった。あの速さで逃げられては無理もない。鵺丸たちも撒かれてしまったのだろうか……急がなければ、さらなる被害が出てしまう。
 御守番たちの間に焦りの色が見え始めた頃、通りの奥で、小さなざわめきが起きた。しかし現れたのは、妖怪ではなかった。
「なんだお前たちは!?」
 黒の外套を纏った男たちが、この非常時にそぐわない薄笑いを浮かべて、ぞろぞろと歩いてくる。初老の御守番が、彼らが何者であるかに気付き、声を荒らげた。
「貴様ら妖派だな? なにしに来た!? ここは貴様らが立ち入ってよい場所ではないぞ!」
「すみませんねぇ。事情が事情なもんで」先頭を歩いていた、洒落た鼻毛を生やした男が、悪びれる様子もなく言った。「うちのやんちゃな実験動物が、ここに逃げ込んだと聞いたんで、探しに来たんですよ。心当たりはないですかねぇ?」
「貴様ァ……ぬけぬけと!」
 御守番が今にも掴みかかりそうな勢いで詰め寄った時、どこかで「見つけたぞ!」という声が上がった。妖派に気を取られていた御守番たちが、一斉に動き出す。が、妖派が回り込んで行く手を塞いだ。
「なんの真似だ!?」
「いやね、この間みたいに、貴重な妖怪を勝手に殺されては困るんでね」と、鼻毛男。「鴉天狗のみなさんには、一切手出しをしないでいただきたいと思いまして」
「ふざけるのも大概にしろ! 貴様らの失態で、被害を受けているのはこっちなんだぞ! 力づくでも退いてもらう!」
「力ずくで?」ニヤリと、鼻毛が笑う。「ならばこちらもそうさせていただきましょう。妖怪の取り扱いは、我々妖派が優先的に行うというのが幕府の定め。どちらが悪いかは明らかでしょう」
 鼻毛男が手で合図を出すと、妖派の者たちが一斉に刀を抜いた。
 鴉天狗側も、それぞれ小太刀を構える。
「くそっ、こんなことしてる場合か……!」噛み締めるようにつぶやき、幸成は影狼に語りかけた。「ごめんな影狼。そこでじっとしててくれ。すぐ終わらせるから」
 幸成が影狼のそばを離れた時にはもう、闘争が始まっていた。
 躊躇なく刀を振る妖派に対し、御守番衆は小太刀を使った防御、格闘術で応戦する。その様は鮮やかであったが、それも束の間。見る見るうちに劣勢に立たされていった。妖怪を探すため各所に散らばっていた御守番は、数で劣っているのだ。侵蝕人や暴徒の捕縛を目的とした鴉天狗の小太刀術は、このような乱戦には不向きであった。
 熟練者ならばまた話は変わってくるだろうが、彼らは今、里を留守にしている。
 だが、そんな状況だからこそ、幸成の剣術はひときわ冴えわたった。
「な……なんだあのガキは!?」
 最初に斬りかかった者は、刀を振り下ろす前に間を詰められ、鳩尾に鋭い突きを喰らった。鳩尾を突いたのは、たった今抜き放たれた小太刀の柄である。
 続いて同時に襲い掛かかってきた二人の斬撃を、幸成は身を引いてかわし、釣られて突出した方の背後を取って首に手刀を叩き込んだ。間髪入れずにもう一人が雄叫びを上げて刀を振り下ろすが、幸成は小太刀で受けると同時に足を払った。
 豪快にすっ転ぶ大男。起き上がろうとしたところで、屈辱にまみれたその顔に一閃――文字通り目と鼻の先を、幸成の小太刀が奔り抜けた。男は白目を剥いて昏倒してしまった。
 斬られたと錯覚させ意識を断つ。鴉天狗流小太刀術の極致――『気断きだち』である。
 御守番で残っているのは幸成ただ一人。だが妖派で立っている者も残り三人となった。
 隣の者に耳打ちされて、鼻毛男は得心がいったような顔で幸成を睨みつけた。
「なるほど……あなたが幸成。元側衆そばしゅう筆頭の殲鬼隊員――源清明の忘れ形見ですか。その年でここまでやるとは、大したものですが……」
 もったいぶるように、赤い房の付いた刃幅の広い刀を引き抜く。
「これ以上好き勝手されては困りますね。この鬼提灯おにぢょうちんで懲らしめて差し上げましょう」
 鬼提灯――妖刀の名前だろうか。妖派が相手であるから予想はしていたが、その能力如何では幸成でも歯が立たないだろう。
「貴様……妖刀を我らに向けることがどういうことか、分かっているのか!?」
 倒れ伏していた初老の御守番が、罵声を浴びせる。妖刀は戦争の結果を左右するだけの力を秘めた、究極の兵器。使えば刃傷騒ぎどころでは済まない。
 幸成は慎重に一歩ずつ、間を詰める。
 妖術は基本的に初見殺し。ゆえに妖術使いとの戦闘では、最初の攻撃を凌げるかどうかで明暗が分かれると、鵺丸が言っていた。敵の一挙一動、見逃してはならない。
 しかし最初の攻撃は、思わぬところから飛び出した。
 ドゴオオオオオン!
 轟音とともに、すぐそばにあった家屋が吹き飛ぶ。
 幸成が思わず手をかざすと、そこへ大きな影が落ちた。間一髪で跳躍し、回避する。
 その妖怪の全貌を、今度ははっきりと、影狼は目に収めた。
 現れたのは、たった今吹き飛んだ家屋ほどもある巨大な猫。首の周りを、三つの鬼火が首輪のようにグルグルと回っている。だが影狼の目を引いたのは、水色がかった銀色の毛並みと、深い青をたたえた大きな眼。姿形は違えども、面影が色濃く残っている。
 それは間違いなくノブナガであった。
 斬りかかろうとする幸成を、影狼はとっさに呼び止める。
「待って幸兄! そいつ、やっぱりノブナガだよ!」
 幸成は止まらなかった。すでにこれだけ里を荒らされたのだ。放っておくわけにはいかないのだろう。本当は、とっくに気付いていたのかもしれない。
 しかし巨大化したノブナガは、もはや幸成の手に負えるものではなかった。逃げに徹すれば手も足も出ず、攻撃に転じれば手数もリーチも幸成の小太刀術を凌駕する。
 ついに幸成はノブナガの殴打をまともに喰らい、建物の外壁に打ちつけられてしまった。
「強いでしょう? この猫」
 鼻毛男が、勝者の足取りで幸成に迫る。
 奇妙なことに、鼻毛が近付いてもノブナガは目もくれなかった。
「ちょうどうちでは、侵蝕度を極限まで高めたらどうなるかを調べてましてね。この辺にいた動物を適当に捕まえて実験してみたんですよ。そしたらこの通り……もう妖怪そのものですねぇ」
 つまり今のノブナガは、侵蝕獣。
 それを聞いて、影狼は憤慨した。と同時に、自責の念もこみ上げてきた。
 自分があの時突き放さなければ、ノブナガはこうならずに済んだかもしれないと。
 状況は最悪。妖派は、幸成を殺す気でいるようだ。御守番で動ける者はもういない。
 ならば――
 影狼が動き出した。丸腰だが、黙って見てはいられない。
「バカ! 来るな!」
 幸成が叫んだが、もちろん止まる気はない。
 真っ先に動いたのは、ノブナガだった。シャアアアッと牙を剥いて、パンチを繰り出す。
 だが影狼は、その一撃を難なくよけた。続く連撃も、際どいながらもなんとかかわす。
 もう何百回と喰らってきた攻撃だ。影狼にはノブナガのパンチの癖が手に取るように分かった。体が大きくなった分、予備動作も分かりやすい。そしてもう一つ、分かったことがある。
 ノブナガは爪を出していなかった。こんな姿になってもなお、手加減してくれている。
 それは、ノブナガがノブナガであることの証。
「ノブナガもうやめて! 元に戻ってよ!」
 影狼は隙を見てノブナガの腕にしがみついた。激しく振られても、離さなかった。やっと再会できた友の温もりを逃すまいとばかりに。
「チッ、なにを手こずってる。そんな奴叩き殺せ」
 見かねた鼻毛男が妖刀をノブナガに向ける。なにか術を使うつもりだろうか。
 だが次の瞬間、男の手から妖刀が弾け飛んだ。それに合わせて、ノブナガの首を周回していた鬼火が、白い煙となって消えた。
「やはりお前が操っていたのか。あとで幕府に突き出してやる。覚悟しろ」
 痛みをこらえて立ち上がった幸成が、そこにいた。冷たい怒りを顔に浮かべて。
 そこへ、各所に散らばっていた御守番衆が駆けつける。妖派との人数差はこれで完全に覆った。残る問題は――
 鬼火の支配から解放されたノブナガは、それまでのことが嘘のように大人しくなった。自分がなにをしていたのか分からないといった様子で、辺りを見回していた。
「ノブナガ……」
 影狼は、ノブナガが正気を取り戻したのかと思い、頬を緩める。
 直後、影狼から笑みが消えた。手を離した隙に、ノブナガが逃げてしまったのである。
 影狼はすぐさまあとを追った。それに気付いた幸成も追おうとするが、太ももに鈍い痛みが走り、その場に崩れ落ちた。
 集落を抜けると、ノブナガが山の方に走り去るのが見えた。とても追いつけるような速さではない。だがノブナガがどこに向かっているか、影狼には心当たりがあった。

 夕風が吹き抜け、草木がさわさわと揺れた。空は分厚い雲に覆われ、まだ雷が鳴り続けている。虫の音に混じって、近くで川のせせらぎが聞こえた。
 そこは、菊之助が一番気に入っていた場所。
 ノブナガは木の側で体を休めていた。影狼が近づくと、シャーッと威嚇する。
 だがその声は、先ほどとは比べ物にならないほどか細かった。影狼の目には、かなり憔悴しているように映った。無理な侵蝕が祟ったのだろうか。
「ノブナガ……この前はごめんね」震える声に精一杯の思いを込めて、影狼は言った。「オレ……自分のことばっかりで、ノブナガの気持ちも考えずに、あんな酷いことしちゃって」
 ノブナガの目が大きく見開く。威嚇の声は、先細りになっていった。
「ノブナガだって、悲しかったよね。寂しかったよね」
 死の招き猫――そう呼ばれるようになってから、ノブナガは人から避けられるようになった。本当に助けを必要としていたのは、ノブナガだったのかもしれない。
 ノブナガは寄り添うことで、人々の荒んだ心を癒してくれた。
 今度は影狼が、ノブナガに寄り添う番だ。
「もう一人にはしないから……許して……くれる……?」
 ノブナガは、もう威嚇しなかった。影狼は意を決して、ノブナガに近付く。
 そしてその美しい銀色の毛に、そっと触れた。

 幸成が他の御守番とともに駆けつけた時、影狼はノブナガに頭をうずめて眠っていた。
 その周りではホタルが、ノブナガたちを見守るように飛び回っていた。
「……大丈夫か?」
 その声で、影狼は目が覚めた。長い夢でも見ていたかのような目覚めだった。
「ノブナガは……?」
 言いかけて、ノブナガがすぐ側にいることに気付く。
 ノブナガは息をしていなかった。
「里の方は大丈夫だったよ。怪我人は多いけど、みんな生きてる」幸成は言った。「ノブナガが耐えてくれたおかげだよ。侵蝕で苦しくても、妖刀の力で操られても、ノブナガは自分を見失わなかった。じゃなきゃ、いっぱい人が死んでたと思う」
 ホタルの光に囲まれたノブナガは、安らかな顔をしていた。
 どうしてそんな顔をしているのだろう。死は怖くなかったのか? もはやそれは、ノブナガにしか分からない。
 ただ確かなのは、ノブナガが最後まで必死に生きたということだ。
 死の間際にまばゆい光を放ったノブナガの生き様は、影狼の心に深く刻まれた。

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