ネット小説にプロローグは必要か

※カクヨムの近況ノートでの交流で書いたものに少し書き足した内容となっています。

 

だいぶ前のことですが、プロローグ不要論なるものを見たことがありました。「プロローグがある作品は駄作」とでも言わんばかりの強い論調だったような気がします。

私が見たのはかなり極端なものでしたが、やはりプロローグはない方がいいといった意見は、少なからずあるようです。理由としては、「内容がない」「本編との繋がりが薄いから読む必要がない」「せっかく物語に入り込んだと思ったら、第1話でまた新しいのが始まって……疲れる」などがあるようです。

そう言えば、『宝永の乱』をカクヨムに投稿したての頃は、なぜかプロローグがすっ飛ばされる現象が起きていました(PV数が第1話の方が全然多いという……)。

『宝永の乱』はプロローグを読まないと内容が分からない構成にしているので、プロローグはほぼ必須だったんですよね。それをすっ飛ばしていきなり第1話を読んで、「なにこれ分からない」と離脱されてはたまったものじゃないです。今は第1章の方に移した効果があったのか、ちゃんと第1話より多く読まれるようになりましたが。

 

私は「プロローグは必要」派です。

無理に入れなくてもいいんですけどね。必要だと思えば入れればいいんです。

そもそも、「内容がない」「本編との繋がりが薄いから読む必要がない」だのって、そんなのは作品によるじゃないですか。そんなしょうもない先入観でプロローグをすっ飛ばすのは、読者にとってもなに一ついいことはないと思います。

プロローグには、その作品の世界観を掴んで自分に合っているかを見定める大事な役割があると、個人的には思います。たいていは字数が少ないので、気軽に読めます。これが読者にとってのメリットです。

漫画でも、ファンタジーや歴史ジャンルの作品は、扉絵の前にプロローグ的なものが入ることが多いですよね。ページ数の都合で第1話に含まれてはいますが、内容的には区切ることもできるはずです。

作者にとってのプロローグを書くメリットは、迷っている人に「まあプロローグくらいなら読んでみよっか」と思わせられることではないでしょうか。

いきなり第1話だと、どこまで読めばその作品の世界観を掴めるのか検討がつかず、自分ならためらってしまいます。第1話で掴めればまだいいけど、第2話、第3話まで読まないと分からないものも……そして迷った末に読んでみて、合わないと感じた時には、まあまあな時間を消費しているわけです。内容的な区切りが悪いところで離脱したら、モヤッとしますよね。

対して、プロローグは1000字すら行かないものもチラホラ。プロローグだけ読んで「合わない」と離脱しても2分程度。内容の区切りも良いので、読後感はスッキリです。「ふ~ん、いいじゃん」と応援ボタンを押す余裕もあるでしょう。

 

プロがやってるから「なんとな〜く」入れるプロローグはともかく、

「世界観を手軽に掴んでもらう」などといった、目的を持って書かれたプロローグは、プラスになるのではないでしょうか。

『宝永の乱』のタイトルを少し変えてみました

一部の小説サイトで、『HOUFUN-宝永の乱-』を『妖峰戦記-宝永の乱-』に変えてみました。本館ではとりあえずそのままにしています。

もとの「HOUFUN」という文字は、宝永大噴火の時代をテーマとしたPCゲームのファイル名から取ったものでした。『宝永の乱』だけでは、ファンタジーというよりは時代小説という印象を持たれてしまうので、イメチェンのためにあえて「HOUFUN」を付けていました。(NARUTOが好きだったからそれにならったという面もあります)

大手の出版社から作品を出すのならば、これでも良かったのかもしれません。しかし小説投稿サイトに投稿する場合は、読者の目を引くタイトルとキャッチコピーでなければ埋もれてしまいます。

「HOUFUN」という文字だけでは作品の内容をイメージできないので、妖峰戦記に変更ということになりました。(今日の朝、シャワーをしている時にひらめきました笑)

時代小説ではなく和風ファンタジーであると強調する――という当初の目的を引き継ぎつつ、さらに妖峰をテーマにした戦記物――という情報を詰め込んだ形となっております。(語感と見た目はHOUFUNの方が好きなんですけどね……笑)

 

新作の方は順調(遅いけど)に進んでおります。

初めての一人称であるばかりか、いろいろと特殊な書き方を取り入れていて難しいですが、その分どんな仕上がりになるか楽しみです!

ああ、チラ見せしたい笑

長編作家の辛いこと/本ブログ開設の動機

本ブログ開設の動機を書いた、カクヨムの近況ノートの内容をここにも掲載しておきます。

 ~中略~

 本当の本当に心休まる瞬間って、今でもほとんどないような気がします。

 頭の中にいいアイデアがあるのに、じっとしてはいられないというか……長編作家の宿命というものですかね。

 短編はともかく、長編作品となると、何年もアイデアを温存しなければならないことが普通にあります。それで質が上がればいいのですが、アイデアは先に出した者勝ちということも忘れてはなりません。
 その時は画期的なアイデアだったとしても、数年先はどうなるか分かりません。他の作品に先を越されたら、そのアイデアの価値は下がり、最悪の場合パクリと言われる可能性だってあります。何年もかけて練り上げたアイデアが二番煎じになるリスクに、常に晒されるわけです。
 実際、今流行りの『鬼滅の刃』を知った時は、いろいろと設定が似ていて震えました。
 鬼殺隊と殲鬼隊……これは必然ですね笑
 アイデアはまったくのゼロから生まれるわけじゃないですから、特に歴史や伝説をモチーフにした作品の場合、名称や展開が重複してしまうことは余裕であります。なのでこれくらいは別に珍しいことではないと思いますが、読者がそんな考えに至るはずもなく、「ああ、鬼滅のパクリね」っと一蹴されてしまうんじゃないかと。
 気にしすぎですかね。
 和風ファンタジーのブーム自体は喜ばしいことでもあるのですが、悔しい気持ちの方が大きいです。このあとに『宝永の乱』が認められても、それは鬼滅のブームに乗ったものとみなされますから、価値は薄れてしまいます。
「鬼滅の影響で作ったの?」と言われても結構傷付くかもしれません。

 

 小説家に初心者がいきなり長編を書くと挫折すると言われる中で、『宝永の乱』だけを書き続けてきたのは、早く世に出さなければという焦りがあったからだと思います。それはそれで誇るべきことだとは思いますが、あまり追い詰め過ぎても、いい作品が書けなくなるかもしれません。
 解決策として今考えているのが、個人ブログでも作って、小説とは別の形で先の内容を公開してしまうことです(実はずっと前からそうしたい衝動に駆られていたんですけどね……)。そうしたらちょっとは気持ちが楽になるかな。あわよくば宣伝・収益にも繋げられるし。
 あと「四年以上も小説を書いてきて、書きかけの長編が一作しかない」という現実も、重く受け止めなければなりません。このまま『宝永の乱』だけを書き続けたら、きっと五年くらいはこの文言のままです笑
 というわけで、第二部開始前に中編作品を一つ仕上げます。
 まだ書き始められるほどにプロットが固まっていませんが、『宝永の乱』に負けないくらいのポテンシャルを感じています。そうでなければ先に書こうとはならなかったはず。
 とりあえずブログを作りながらですかね。

 ~完~

他にも動機はいろいろありましたが、そんな経緯があってブログ開設を決心しました。

先の内容を公開するというのは、本ブログの「史料室」でやるつもりでしたが、あとあと内容を修正する可能性があること、思い通りのページが作れなかった(wiki形式にするつもりでした)ことから中止としました。代わりにこれまでの制作過程を紹介しています。

まあでも、これで良かったんじゃないでしょうか。形になっていないアイデアを並べたところで、やっぱり気持ちは晴れないと思います。時間ももったいないですし。

とりあえず、夢のマイホームを手に入れたようで少し気持ちは楽になりました。作品の宣伝・ブログ収益だけの動機ではどうも続けられる自信がないので、自分が楽しむことを第一に――という方針でいいと思います。

第二章公開/新作について

『HOUFUN-宝永の乱-』第二章を先程公開しました。

エピソードの並び順が上手くいじれないので、章毎にまとめて投稿という形になります。

また、ブログ制作が一段落したので、Twitter等で予告していた新作を本格的に作り始めたいと思います。タイトルは図書室にある通り『パルテミラ~麗しの女帝国~』(変更の可能性あり)。オリエント世界を舞台にしたやや癖のある作品です。宝永の乱とはまた一味違った物語を楽しんでいただければと思います!

幻想歴史資料館 開館のお知らせ!

はじめまして、館長のナマオです!

本日を以って、幻想歴史資料館の開館とします!

まだまだコンテンツは少ないですが、よろしくお願いします!

2020年10月4日 館長ナマオ