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第1回幻想歴史小説大賞 応募要項

個人企画――幻想歴史小説大賞を開催いたします。
コンセプトは歴史ロマン×ハイファンタジー
幻想歴史資料館の作品に近い作風、世界観を持つハイファンタジーをお待ちしております。
大賞作品はビジュアルノベル化して、YouTubeチャンネル「幻想歴史資料館」にて公開させていただきます。

↓完成作品例

 

こちらのビジュアルノベルは、本来であれば二万円以上で依頼を受け付けているものですが、大賞を受賞した場合は1話相当を無償で制作いたします。

幻想歴史資料館の雰囲気に合うかどうかが、受賞する上で重要なポイントです。
また、応募作が多い場合は本当に冒頭部分しか読みませんので、第1話で引き込めるかもかなり重要になってきます。
それでは、多くの方のご応募をお待ちしております!

*  *  * 応募要項 *  *  *
【募集作品】
自作未発表のハイファンタジー小説。
※脚本形式も応募可能です。
※魔王勇者、転生系などは対象外。
※時代は近世以前が好ましいです。作品の一部に近現代の要素が入る場合でも、それが主要テーマでなければ受け付けます。

【応募方法】
幻想歴史小説大賞Twitterより応募。
応募要項を確認後、応募受付用ツイート(固定ツイート)をリツイート→応募作品のリンクを添えてリプライで応募完了となります。

【受付期間】
2023年1月4日(水)~31日(火)
※最大50人を想定しています。期間内に応募された場合でも、応募人数が多い場合は本文を読まずに選考を終えることがあります。あらかじめご了承ください。

【賞・賞品等】
大賞(1作品)
見事大賞に選ばれた作品は、第1話に相当する部分(5000字前後)を無償でビジュアルノベル化し、YouTubeチャンネル「幻想歴史資料館」で公開させていただきます。ささやかながら寸評もお付けします。
※応募人数が少ない場合、受賞者なしとなることもございますので、ご容赦ください。
※ご希望であればビジュアルノベルの動画ファイル、動画で使用した立ち絵もお渡しします。受賞後にお申し付けください。
※YouTubeチャンネル「幻想歴史資料館」での公開とビジュアルノベル制作はセットでお願いいたします。動画公開が許可いただけない場合は受賞を取り消させていただきます。

【受賞作発表】
大賞作品のビジュアルノベルが完成次第、本ブログ、およびTwitter上で発表いたします。
※受賞者には事前にTwitter上で連絡し、ビジュアルノベル制作の打ち合わせをさせていただく予定です。

【応募規定】
・短編長編、字数、完結不問。脚本形式でも構いません。
・自作のオリジナル作品のみ応募可能です。二次創作は受け付けません。
・お一人様何作品でもご応募いただけますが、同一作品の重複応募はご遠慮ください。連作短編など、舞台も登場人物もほとんど変わらない作品は同一作品とみなします。
・他の新人賞に応募中の作品も受け付けます。ただし、当該作品が「新人賞で入賞した」「書籍化が決まった」などの理由により、版権上の問題が予想される場合は、お早めにご連絡ください。

【注意事項】
・応募作品の著作権は応募者に帰属します。
・賞品(ビジュアルノベル)の著作権は受賞者と幻想歴史資料館の両者による共同管理とさせていただきます。受賞者は加工、宣伝、動画サイト等への投稿など常識の範囲内でご自由にお使いいただけますが、賞品についての自作発言、二次配布はご遠慮ください。
・著作権法を遵守した作品での応募をお願いいたします。第三者から盗作等の指摘があった場合は、幻想歴史資料館に一切の損害を及ぼすことなく、当該本人にすべてご対応いただきます。
・ビジュアルノベル制作上の都合で、作品の内容を一部変更することがございます(効果音の削除、地の文の添削など)。問題がある場合は納品前にお申し付けください。
・7日以上ご連絡が取れない場合は受賞が取り消しになる場合がございます。

【YouTubeチャンネル「幻想歴史資料館」でのビジュアルノベル公開に関して】
・幻想歴史資料館は賞品(ビジュアルノベル)の動画サイト等への投稿、宣伝にかかる権利の許諾を一時的に受けるものとします。
・幻想歴史資料館で公開した作品は、受賞者の要請に応じて削除することができます。受賞作品が「新人賞で入賞した」「書籍化が決まった」などの理由により、版権上の問題が予想される場合にご検討ください。ご連絡いただければ直ちに対応いたします。
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*  *  * 関連リンク *  *  *
幻想歴史小説大賞Twitter
ビジュアルノベル制作依頼(SKIMA)
幻想歴史資料館YouTubeチャンネル

YouTubeにてビジュアルノベル版『宝永の乱』を公開!

YouTubeにて『宝永の乱』のビジュアルノベル版を公開しました!

↓こちらがそのチャンネルです。
【幻想歴史資料館〜ナマオの館〜】 youtube.com/channel/UCm9pO4LD654lpC3XT6g-fSg

イラスト、立ち絵、BGM、ボイス(一部のみ)が付いたノベルゲーム風動画です。元々は漫画にしたくて描き始めた作品なので、これが一番自分に合った表現の形だと思います。
目と耳と文字で作品を楽しんでいただければと思います!

新人賞の振り返り/予告

昨日、「集英社ライトノベル新人賞」の二次選考結果が発表されました。
ブログ限定で公開していた『パルテミラ』での応募でしたが、結果は残念ながら二次選考落ちです。
今までは長編一本しか書いておらず、新人賞に応募することさえできなかったので、初めて土俵に立てたという点では大きな進歩ではあります。
ただ……進歩と言えば進歩なのですが、これから先どうしていけばいいのか、途方に暮れているのが実際の所です。
『パルテミラ』は自分の人生経験や思想、溜め込んでいた歴史上の小ネタ、4年分の執筆経験……まさに持てるものすべてを注ぎ込んだ渾身の力作でした。狙って書けるものではありません。自分の書きたかったものを書いて、たまたま応募に適した中編にまとまっただけの話です。
なので、「よし次!」とはならないんです。
書きたい話があるから書いているわけであって、プロ作家になるために書くというのは私のやり方ではありません。
なので次に『パルテミラ』のような応募できる形の作品を書くのは、『宝永の乱』を差し置いても書きたい話ができてからになるでしょう。
(しかし未完の長編を延々と書いていても、プロへの道が遠ざかるばかりなのもまた事実……)
この性格は、やはりプロ作家には向いていないようです笑
でも創作に没頭する時間を確保するためには、やはり書籍化して収入を得るのが一番ですから、プロ作家にはなりたいんです。贅沢な話ですが。
現時点で、その唯一の希望が『パルテミラ』でした。
まあ、他の賞にも回せるので、あまり落ち込みすぎることはないのですが、やはり悔しい……
フリーターになってまで、短期決戦のつもりで創作活動に励んでいましたが、この敗北でいよいよ方針転換を考えなければならなくなりました。

Twitterでも少し書きましたが、特殊な書き方や主人公の癖の強さが仇になったようです。プロローグとエピローグだけ三人称だったり、ベテルギウスの地の文が誤解を招いたり(ベテルギウス命名の技名がぞろぞろ出てきた部分……あれ、ネタだって気付いてもらえなかったようです笑)
本当に、「え? そんなこと?」と思うような指摘しかなく、それ以外はありがたい言葉ばかりで……作品へのダメージは皆無なのに、落選のショックが……

結果は残念でしたが、今回応募した賞はかなり好感触でした。特に気に入った点が二点ありまして、
まず募集要項に「応募作品の著作権は応募者に帰属します」って書いてあったこと。細かいことですが、こうもはっきり書いてくれると、安心して応募できます。
実際は他の賞も著作権は尊重してくれると思いますが、「版権は出版社に帰属します」って書いてあるものしか見たことがなかったので、地味にモヤモヤしていました。
そしてもう一つが、一次選考通過作品は希望すれば評価シートが送られるということ。
落選しても、選考担当者視点の評価が見れるのはありがたいです。

今回の応募で、新人賞にかなり可能性を感じました。
二次選考を突破して残ったのが30作。ネット小説サイトで埋もれる率を考えれば、比べ物にならないくらいチャンスがあります。
また今回のは募集要項を見た感じだと、選考担当者は恐らく各段階で一人(最終選考は複数人)。相性次第では全然あり得るんじゃないかと思います。
応募できる作品が複数あれば、どれだけ心強いことか……

【予告】
ブログ限定で公開していた『パルテミラ』を、近日中にカクヨムでも公開しようと思います。一話あたりの字数が多いので、ところどころ分割しての投稿になるかと思います。
これからもよろしくお願いいたします!

『宝永の乱』第二部公開のお知らせ

カクヨムにて『宝永の乱』の連載を再開しました。
第二部開始です!
漫画化作業と並行しての執筆になるので、更新はかなり遅くなりますが、お付き合いいただければと思います。

なお『パルテミラ』については、新人賞の結果が出てからカクヨムで連載する予定です。このままブログのみになる可能性もありますが。

活動報告/今後の展望~漫画原作者改め~

ご無沙汰です!
ここ一年近く、中編小説『パルテミラ~砂漠の妖精帝国~』の執筆に集中するため、カクヨムでの執筆活動はお休みしておりました。このほど、パルテミラが完結いたしましたので、ご報告申し上げます!
『パルテミラ~砂漠の妖精帝国~』はブログの方で掲載しております。
カクヨムでの連載はあと半年ほどお待ちください。一応新人賞の結果を待ってからにしたいので(長い……)。

さて、気分転換(一年間……)の小説が完結したので、メインだった『宝永の乱』の執筆に戻りたいところですが、これまでと大きく変わるところがありまして、
「漫画原作者」の肩書きは今日で捨てることにします。
そしてこれからは「漫画家」(時々小説家……)として活動していきたいと思います。

元々、『宝永の乱』は漫画にしたくて作り始めたもので、これまでは「漫画だと後々修正が大変そう」「今から練習しても漫画家にはなれない」などという理由で、自分で漫画にすることをためらっていました。
その代わりに2016年から4年間、小説として書いてきましたが、元々文章を書くのは大の苦手で、今でも執筆が思うように進みません。『パルテミラ』の執筆で、ようやく書くことの楽しさを覚えたところではありますが、やはり筆力には限界を感じております。
なのでこれからは、『宝永の乱』を漫画として描いていきたいと思います。絵を描くことは好きなので、時間を掛けてでも、下手でもいいので、とにかく漫画として描いてみようと思います。

漫画って、連載の中で後付け設定が出てきたり、矛盾が出てきたり、当初の予定を変更したりということが結構多いですよね。でもそれは暗黙の了解みたいなもので、「面白ければいい」というのが実際のところだと思います(度が過ぎれば面白さ半減ですけどね)。
なので自分も、史実(小説版)をもとにした漫画という体で、細かいことを気にせずに「面白さ」に重点を置いていこうかなと。
そしたら「修正しなきゃ」という気も起きないでしょうから、漫画を描かない理由がなくなります。画力は、何とかなる気がする……笑

まったく小説を書かなくなるわけではないので、そこはご安心ください。噴煙シリーズの短編や中編をたまに書くかもしれません。
『宝永の乱』の方も、漫画にするための「下書き」くらいの開き直った気持ちで書くつもりではいます(意外とその方がいい文章がすらすら書けるかも……?)。
漫画で長編、小説で短編・中編って感じかな……詳しいことはまだ決まっていませんが、とりあえず『パルテミラ』の表紙イラスト、四コマ漫画で絵のリハビリして、まずはそこからですね。

【追記】
実は『パルテミラ』が完結したあたりから、家庭環境が急激に悪化しています。ちょうど創作活動がひと段落したところで、生活を立て直すべき時が来たようです。
家の中に「人がいる」と感じると、どうも落ち着きません。このままだと、今の家にはいられなくなるかもしれません。そろそろ引っ越しも視野に入れないと……

文脈を作らない書き方/新作公開のお知らせ

御無沙汰です!
現在、新作の第五章(一章=一話で書いています)が終盤に差し掛かったところですが、書き始めてから一ヶ月くらい掛かってしまっています。計画的二度寝作戦(早く寝て、深夜に起きて、目標分まで書いて寝る!笑)でなんとか詰まっていた場面を切り抜けました。

遅筆を改善するために、最近は主に生活習慣を見直しているところですが、書き方についてもまた少し思うところがあったので、今日はそれを書きます。

【文脈を作らない書き方】
文章を書いていて、いざ読み返してみると「なんか違うな」と思うことがあります。
文法がおかしいわけでもない。単調なわけでもない。延々と悩んで書いては消して、それが原因で書くのが嫌になってしまうことが、結構多いように感じます(違和感があってもとにかく書き進めるやり方がよく推奨されていますが、私の場合は全部書き直す羽目になりそうで……笑)。
そこで思いついた対処法が、地の文に「文脈を作らない」ことです。
私の場合、書きたいことを無理に詰め込もうとするので、文脈に歪みが生じるのだと思います。
ならば最初から文脈がなければいいじゃないか、というわけです。
「文脈を作らない」なんて、そんなことできるのかと思われるでしょうが……例えば漫画なんかは文脈がなくても成立しています。つまり、漫画で表現できること――情景描写に絞って書くということです。

実はこれ、以前二回にわたって話した「情緒的な文章」なんじゃないかと思います。
情緒的な文章は理路整然としているわけではないけれど、余計なことに頭を使わなくていい分、心地良く感じる――なんてことを書きましたね。
文脈を生まない、絵的に表現できる文章は「ふ~ん」で流せますが、
そうでない――思考や知識が絡んだ文章が出てくると、読者はそれが出てきた意味を考えます。なのに意味を持たせないままにしてしまうと、もやもやが残り、違和感となるでしょう。作者としてはその一文を書きたかっただけで、これといった意味はないのですが笑
どうしても書きたければ、会話文にさりげなく入れたり、地の文に入れるならちゃんと話の中での意味を持たせるか、ただの豆知識だよと分かる形にする必要があるかと思います。

「文脈を作らない」書き方は、文章の美醜を問わなければすらすら書けてしまいます。
特に新作の場合は一人称なので、多少は雑に書けます。むしろそれが主人公の魅力を引き立たせることも。
もちろん文脈を作るところは作ります。書き出しなんかは特に、状況説明や豆知識から入ると読者も物語に入りやすいと思います。作者からすれば、書き出しは書き損ねた豆知識を書くチャンスでもあるかと(前後の繋がりをほぼ無視できるから)。要はバランスですね。

ということで、詰まった時は「文脈を作らない」書き方を意識してみようかと思います。
なんだか一人称を書くようになってから、いわゆる「情緒的な文章」を書く頻度がかなり多くなった気がします。『宝永の乱』に戻った時、どうなるんだろうか。

【新作公開のお知らせ】
個人ブログ『幻想歴史資料館~ナマオの館~』にて、プロローグまでを公開しました(と言っても、プロローグはすでに近況ノートで公開してますがね笑)。
本当なら第六章まで書き上げてから公開する予定でしたが、これ以上遅らせるわけにもいかないので、とりあえず。
まあ二月中に第六章が書き上がれば、予定通りと言えなくもない。

第二章公開/新作について

『HOUFUN-宝永の乱-』第二章を先程公開しました。

エピソードの並び順が上手くいじれないので、章毎にまとめて投稿という形になります。

また、ブログ制作が一段落したので、Twitter等で予告していた新作を本格的に作り始めたいと思います。タイトルは図書室にある通り『パルテミラ~麗しの女帝国~』(変更の可能性あり)。オリエント世界を舞台にしたやや癖のある作品です。宝永の乱とはまた一味違った物語を楽しんでいただければと思います!

幻想歴史資料館 開館のお知らせ!

はじめまして、館長のナマオです!

本日を以って、幻想歴史資料館の開館とします!

まだまだコンテンツは少ないですが、よろしくお願いします!

2020年10月4日 館長ナマオ