ナルトの二次創作――鬼無里伝の続きです。
本作は十二章構成なのですが、絵コンテと漫画で描かれているのは第四章の途中までしかありません。半端ではありますが、あらすじの紹介は今回で最後となります。
第三章
夢の器
サスケが音隠れの里に来て一年半――
大蛇丸の下で、サスケは急速に力を付けていた。
大蛇丸はサスケのさらなる成長のため、彼にある任務を与える。
それは滝隠れの里の秘術の調査。他里に潜入する必要のある高難度の任務だ。
サスケには、護衛と監視のため、音四人衆の生き残りである多由也と鬼童丸が付けられることとなった。左近も健在だったが、双子の兄を失った今はサスケと大きな差がついてしまった上に、仲も険悪だったため、一人だけ留守を言い渡された。
遭遇
・新規登場人物
角都……尾獣を集める謎の組織“暁”の一員。滝隠れの里の抜け忍。秘術・地怨虞の使い手。
ふまる桂間……暁の一員。髪を操る忍術と迷彩隠れの術を得意とする。
山風フウ……ヒュウの姉。滝隠れの里の上忍。七尾の人柱力。
イチオシ……滝隠れの里の特別上忍。七尾の封印に関わっていた。
熊胆テンガイ……滝隠れ上忍。医療忍術、秘薬、特殊な忍具を駆使し、高い戦闘力を誇る。
華厳コシカタ……滝隠れ里長の長男。雷遁・水遁・土遁の三つの性質変化を扱う里内屈指の実力者。
華厳タタキ……滝隠れの里長。里を守るためならどんな手も使う老練な忍。
道に迷いながらも滝隠れの里に到着したサスケたち。
さっそく里の周辺を探索するが、偶然、暁のメンバーである角都と桂間を見かける。
暁はすでに戦闘を終えた後らしく、七尾の人柱力であるフウが連れ去られようとしていた。
そこへ、巡回中の滝隠れの忍――タカオ(特別強化班の担当上忍。前回も登場)とイチオシが現れ、サスケたちは見つかってしまう。
サスケは「暁を追ってきた」と言い、誤魔化す。
タカオたちには、フウを連れ去る暁の姿も見えていた。サスケたちを詰問するよりも、フウを助けることを優先した。
滝隠れの忍二人と暁の間で戦闘になる。
しかし暁の実力差は歴然で、迷彩隠れの術を使用した桂間の攻撃により、イチオシが殺される。
タカオも桂間の髪に捕まり、絶対絶命となるが、駆け付けたテンガイが髪を焼き切り、事なきを得る。
続いて滝隠れ里長の長男コシカタも駆けつけ、桂間を蹴り飛ばす。
増援を警戒した角都は、桂間に、フウを連れて退散するよう指示する。
追おうとする滝忍たちの前に、角都が立ちふさがる。
サスケたちは静観していたが、暁のメンバーを捕まえればイタチ(サスケの兄。彼への復讐がサスケの目的)の情報が得られると考え、隙を見て参戦。
そして身を隠していた鬼童丸が放った矢が、角都の心臓に命中する。
だが、角都は死なない。彼は秘術・地怨虞により、心臓を五つ持っていたのだ。
そこへ滝隠れの里長――タタキが、配下を大勢引き連れて現れた。
流石に部が悪いと思ったのか、角都は引き上げる。
滝忍たちは追おうとするが、それを引きとめたのはタタキだった。
第四章
置き去り
イタチの情報が欲しいサスケたちは、角都を追おうとする。
それを見たタタキは、サスケたちを行かせないようコシカタに命じる。
コシカタは雷・雷神壁で足止めに成功した。
サスケにはこの滝忍の行動が理解できなかった。
連れ去られたフウは、滝忍の仲間ではないか。なぜ追わない。なぜそれを追おうとした自分たちの邪魔をするのか。
タタキは答えた。
今、フウを連れ戻したところで、暁はまたやってくる。そうなればまた犠牲者が出る――と。
暁の狙いはフウが宿す七尾。どうせ敵わないのならば、目的のものを差し出して去ってもらおうという判断らしい。
だが、サスケたちのこととなれば話は別。
タタキは里に侵入した彼らを、ただで帰すつもりはなかった。
サスケたちと滝忍との間に緊張が走る。
勝ち目がないと見たサスケは、タタキに交渉を持ちかけた。
自分の身に何かあれば、大蛇丸が黙ってはいない。ここは見逃すのが賢明ではないかと。
タタキはサスケを見逃すことにするが、代わりに鬼童丸と多由也を置いて行くように言った。
了承するサスケ。
裏切られて激昂する多由也と鬼童丸。
しかし結局、二人は滝隠れの里に置いて行かれることになった。
以上。
ここから、多由也と鬼童丸の滝隠れライフが始まるわけですが……
漫画はここで途切れています。あるのは大雑把な資料だけ。
なので次回、その資料だけ載せて、このシリーズは一応おしまいとさせていただきます。
(まだ影狼も出てないのに……笑)
初めまして!絵がお上手ですね!確かYahoo知恵袋でこのような話を書くと昔言っていた人でしょうか?私も20歳になったばかりですが、滝隠れが好きです!私も漫画描こうか迷ってます。pixivでは小説やイラストを描いてます。頑張ってください!
コメントありがとうございます!多分それ私です!笑
もう7年も経っているんですね……いやはや、懐かしい。
漫画を描こうと思っているんですね。私もずっと小説に切り替えて書いていましたが、最近また漫画を描こうと思っています。お互い頑張りましょう!